zukazakaの日記

ヅカビギナーによる妄想

『神々の土地/クラシカルビジュー』の感想文

『神々の土地/クラシカルビジュー』のマチソワ遠征の感想、簡単にですがようやくまとめました!

 

 

 

※めっっちゃくちゃネタバレ含みます!

 

※あくまで個人の感想です

 

 

 

 

 

◼︎『神々の土地』

 

うえくみ作品らしい、全体的に暗くシリアスな物語でした。

 

ただ、話の流れ自体はサクサク進んでいくのでそこまで重たい雰囲気ではありません。(パンフレットに各場面の詳細な日時が書いてある(!)のでぜひご確認ください〜)

 

 

 

まぁ様のお役、ドミトリーは、まっすぐで誠実な嘘のつけないお人柄。

 

以前も書いたのですが、個人的にまぁ様の魅力が最も発揮されるのは「大切なことを大切に出来る役」であると思っているので、最後の男役が真っ直ぐに生きるお役で本当に嬉しい。

 

 

そしてギャラリーなどにも載っていた大階段を使った任官式やラスプーチン殺害シーンの演出はお手本のような完成度。

 

 

 

演目としては申し分のない完璧で正確な演出ですが、まぁ様をみんなで見送る〜などのサヨナラ公演らしさは全くありません。

 

 

トップの退団公演では無く、まぁ様率いる宙組の卒業作品と解釈すればこの公演は十分、最高傑作になり得ると思います。

 

 

と、言うのは他の出演者の配役もピタリとハマっていたから。

 

 

 

真風演じるフェリックスは美しいもの至上主義者で、平凡な物や人に無関心。だからこそ、美しいだけでなく誠実な心を持ったまぁ様ドミトリーを尊敬し、心惹かれるのではないかと思います。

 

  

そして、その感情はきっと、恋だとか友情というよりもずっとプリミティブな衝動だったはずです。

 

 

彼のことは大切にしなきゃだめだし幸せになんなきゃだめだし、あとほんとにドミトリーが幸せか確かめなきゃいけないから、僕は彼の側にいなくちゃダメ!

 

 

…妄想が半分ぐらい混じってますが、印象としてこのぐらい自分の欲望を剥き出しにしていた真風。

 

これだけメロメロになる自分を隠さないのは、無自覚な行為/感情だったからだと思うのです。

 

 

あ〜〜もはや完全なる妄想だけどまぁまか可愛すぎる!!

 

 

 

ただ、真風からまぁ様へのラブの強弱の度合いがセリフによってブレッブレだし自覚してんだかしてないんだかもあやふやだったりするので、千秋楽までにこのビミョ〜〜な違和感をバシッと演技で埋めて欲しい。

 

 

※ちなみに、真風の「ママ」は想像妊娠級の破壊力があります。

 

 

 

※そしてこの調子で書くと全然簡単な感想じゃなくなる(と今気づいた)のでこっからガンガン省きます

 

 

 

影のある美人を演じたうらら嬢は美そのもの。

 

りくともえこは冴えない貴族が良い意味で似合ってましたし、あっきーはまさに薄幸のイケメンで銃殺シーンは涙が出ました。ラスプーチン愛ちゃんときゃのんは終始トランスしていて怖かった…。笑

 

 

そして、りんきらのカルト女Sっぷりとまっぷーの気弱な王の演技は「ご本人様?」と思うくらい素晴らしく、まどかちゃんオリガの決断する時の絶望と愛を湛えた表情も絶妙。

 

 特にりんきらとまどかの母娘関係はリアルです。

 

プライドが高くて子供っぽく、いつも不満げな所が私の母にそっくりで思わず目をそらしたくなりました。(語弊しかない)

 

 

 そりゃあ孤独で仕方なかったでしょうけど、それならいっそ離婚しちゃえば良かったのに。

 

国とか子供とかいろんな言い訳があるだろうけどきっと、そうじゃなくて可哀想な自分が好きなだけでしょ?家族巻き込むなよ。って思ってしまいます。性格悪くてすみません。

 

 

 

ですが、そうでもなければ教祖が娘の婚約者に別の女が…!と言った時に(親戚の前で娘も聞いてるのに)「それは誰です?!」なんてオリガに恥をかかせるような事を聞くことは出来ないと思うのです。

 

 

教祖を殺されて「やっぱり私は誰も信じてはいけないんだ」とまんまと確信して、、シンデレラ気取りもいい加減してくれ〜〜い

 

アレクサンドラが舞台で確かに生きていて、りんきらってこんなに演技出来たっけ?!とびっくりしました。

 

 

そしてまどかオリガ。初めて母に提言をした時、本当は勘の悪い娘から脱皮して国を守る自覚を持った女性へと成長するはずでした。

 

でも、母の精神はすでに手の届かない所に行ってしまっていて、自分の声も聞こえていない。

 

過保護のオリガは想像以上の母の異常さにショックを受け、こんな状態になるまで気づかなかった自分を責めます。

 

(私、自分のことばっかり考えてた。護ってくれてたのはいつだってママだったのに。だから、今度は私がママのことを守らなきゃいけなかったのに!!なんてダメな娘なんだろう、ごめんなさいママ!!!)

 

彼女がドミトリーも国民も自分の命さえも諦めて、母の理想の娘であり続けようと決意したのはそれが母の世界で最も「娘らしい」贖罪の方法であると見当をつけたからでしょう。ACって辛いね。

 

もしくは、ドミトリーを告発した時のように、オリガには(あ、もう無理なんだな)と物事に見切りをつける才覚があったからかもしれません。

 

 

破滅すると分かりながらも可能な限り母を愛で満たそうとする娘と、その愛に永遠に気づけないまま自分に浸るアレクサンドラ。

 

 

…この母娘関係が本当に救いがなさ過ぎてこれ一応サヨナラ公演だよね?とうえくみの唯一神っぷりを確認。

 

 

  

あとは優希しおん君が爆上げされていて台詞もダンスもめちゃくちゃ多かったのが嬉しかった反面、ソラカズキがマジでほとんど台詞が無くて悲しかったです。

 

 最後、みんながワイワイ舞台に出て来るシーンはあったかもしれないもう1つの幸せな結末。(ララランドしかり、演出家の中で流行ってんのかな?)

 

童話の挿絵のようでとても素敵でした。

 

 

 

ちぎみゆの退団公演に比べると本当にサヨナラ感が皆無な上、救いが一切ありませんでしたが、物語としての完成度が高くて、がっかりはしませんでした。さすが!!!

 

 

ですが、良くも悪くも宝塚らしくない演目なので賛否両論が分かれたのかもしれないですね。

 

 

ちなみに噂に聞いていた予習に関しては、相関図とあらすじさえ読んでおけば問題ないかと思います。

 

 

 

◼︎『クラシカル・ビジュー』

 

問題はショーでした。

 

 

エゴサする限り、評価されている方が多いようですが私個人は今まで見たショーの中で1番つまらないと思いました。

 

 

 

 

※ここから批判するので、見たくない方はここまでで!!

 

 

 

 

全体的な振り付けは「クラシカル」ではなく「古臭い」が妥当ですし、もっと言うと「ダサい」。

 

それに、まぁ様は主にキラキラしてますが、組子の衣装が地味で舞台装飾の派手さに完全に負けていると感じました。

 

 

また、テーマ曲も童謡とショーの合いの子のようなテンポで(どんなテンポだよ)聞いていて不思議な気持ちになります。そして歌詞もやっぱりダサい。もっと宝塚っぽい美しい比喩や例えを使ってほしい〜〜(曖昧)

 

 

以下、思い出せる限りを箇条書き。

 

 

冒頭、キラキラまぁ様と銀色の組子が一通り踊り終わると暗転して、まぁ様以外の組子がはけます。

んー?まぁ様ソロでも歌うのかな?と思いきやそのまま明るくなり、何故か寝ている愛ずんソラを何故か叱って殴ります。

 

 

…えっ?えぇ〜〜???

 

 

さっきまでキラキラ笑顔で踊ってたのに突然のグーパンチ。唐突過ぎて時空の歪みを感じました。そもそもお衣装の世界線違い過ぎてこの人たちの関係が分からん……。

 

このあと3人がメインのダンスを踊るものの話の展開にムリがあり過ぎ&意味不明で、完全に放置プレイ。宝塚って1日で何ワット使ってるんだろ〜とか考えてました。

 

 

 

話題のまぁまかリフトは効果音に合わせて逆さまになるので、サーカスを見ているようでした。

 

唐突だし、美しくないし、なんであれやるんだろ?2人の絆…の集大成なのかな…。周りで踊らされてる旅の男(この設定も謎)たちも不憫です。

 

 

あと、この時のお衣装、袖口が広いからなのか分かりませんが高級パジャマ感がすごい。えーっと、まぁまかは公式が最大手ってことなのかな……(困惑)(パンフレット見たらめちゃくちゃまぁまか意識でした)

 

 

まかうらのシーンは、うらら嬢の美の罠に容易に引っかかり過ぎな真風のドタバタコメディ☆と捉えるなら可愛くって美しくって大好きです。

 

 

そのあとの場面で出て来る箙さんみたいな愛ちゃんがめっちゃ箙さん。まぁ様太陽だし。

 

 

みんなが宝石を持って銀橋渡る所は、みんなは可愛いんだけど宝石がメチャクチャちゃっちい。トイザらスで買ってもらったの〜〜そうなの〜〜良かったね〜〜!(卑屈)

 

 

 

まぁ様が1人で踊るシーンでようやくサヨナラの感は出ます。綺麗だなぁ…ぐすん、と思っていたら、退団する娘役さんが舞台に出てきて(あ、これ退団者で踊るやつくる…泣く…)

 

…と思ったらすぐ他の娘役と混ざってしまって肩透かし。

 

 

その後まぁ様が何人かずつと一緒に踊るのですが、組子がすぐはけていくので、めちゃくちゃあっさりに感じました。

 

グラフの撮影現場ってあんな感じなのかなー。とか関係ないことを考えてしまいました。

 

 

最後は真風と一緒に踊るのですが、真風だけは踊り終わったあとなかなかはけない不思議。まるで街中で有名人とすれ違って振り向きながら歩く一般人。

 

あの人タカラジェンヌじゃない…?!マジ?!本物だ〜〜やば〜〜い!?みたいな。

 

せっかくのお申し出に対して大変恐れ入りますが、あいにくそのようなまぁまかは求めておりませんので…。(卑屈)

 

 

 

まぁ様と組子の黒燕尾姿はザ・宝塚。

 

 

伝統的な振り付けを的確に踊る彼女たちを観て(私は今、宝塚を観ている…!)という感慨でウルウル来ましたが、途中からの振り付けがすこぶるダサくて一気に白けました。

 

あれは何を表現しているの?四股を踏んでるの?お腹痛いの?私があの振り付けを理解出来るだけの感性を持ち合わせていないだけ???

 

 

 

 

…と散々つっこみましたが、組子の成長は素晴らしかったです。

 


1番感動したのは愛ちゃん。とっても歌が上手くなっていました。

 

エースでも歌上手くなってる…!と思ったのですが、どうやら勘違いではなさそう。どの歌も滑舌も音もとっても安定していて安心して聞くことができました♡

 

 

他の組子も素晴らしくて…。

 

ずんそらがヘタレキャラのように振る舞う様が可愛すぎたこと、ラインダンスの鷹翔くんとしおん君が存在感があってキラキラしていたこと、あおいさんの歌声が圧巻だったこと、

 

 

そして、まぁ様がどの瞬間も全力で輝いていたこと

 

 

懸命に踊り歌う彼女たちを見て、この健気さに見合うだけの内容なのだろうか?と勝手に切なくなりました。

 

 

 

 

ただ、絶賛されてる方もいるから、個人的にめちゃくちゃ苦手ってことなのかなぁ…。それとも私の感性がおかしいのか。

 

当たり外れがあるのが宝塚と理解していた気になっていましたが、芝居でならまだしもショーが地雷とは完全に見落としてました。

 

 

退団は悲しいけどハッピーで明るくなれるショーでよかった!とか、この曲耳に残るな〜!とか、みんなのお衣装が可愛くて綺麗な色でキラキラしてる♡とか、、、そういうときめきのあるショーを望んでいたのに。きちんと悲しめないのが1番悲しいです。

 

 

邪馬台国はムラから東宝までに演出を変えましたよね。出来ることならクラシカルビジューもそうして欲しいです。

 

こんなに悲しくなるならショーを観ないで帰ろうかとも思いましたが、自分が演者だったら悲しいし、失礼のようにも思えるので本当になんとかして欲しい……。

 

 

 

◼︎遠征を終えて

 

ずっとずっと、ショーについてなんて書けばいいのか悩み過ぎてこんなに遅くなってしまいました。

 

あまりにも苦手過ぎて、他の方が楽しく観られるのなら…と公演回数を減らそうかとまで思いました。

 

 

でも。

 

 

まぁ茶の感想を貪るように読み、本っ当にこれが最後で組子もさゆみさんもまぁ様会の方々もみーーーんながまぁ様の宝塚人生の最後を幸せで素晴らしい日にしようと、全力で努めてらっしゃる姿にハッとさせられました。

 

 

大切なまぁ様の最後の公演であることを忘れかけて、自分本位に考えてたことが恥ずかしいです。

 

きちんと最後まで追いかけようと改めて決意しました。

 

 

何度か見るうちに、味が出てくるかもしれないし!!笑

 

 

 

 

愚痴ばかり書いてすみませんでした。気分を害してしまったのではないかと、とても不安です。

 

あと、全然簡単じゃなくてすみません。かなり削ったんですがまさかの5000字超えで震えてます。

 

 

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。